折り紙のカエルたち

長男は地元の公立中学校に進学しました。

そこで気がついた公立中学校の変化!

今、昔と大きく変わってしまっているので、昔の中学をイメージしているとその違いにびっくりします。

先生、大丈夫?心がつらい20代と体がつらい80代

まずびっくりするのが、先生たちの年齢層。

”若い先生からベテランの先生までまんべんなくいて、ベテランの頂点が教頭や校長”なんていうのは過去の話。

40~50代の先生なんてほとんどいません。

これは小学校でも一緒でした。「おばあちゃん先生が担任になった」と聞いて、年齢はいくつだろうと思っていたら、82歳ということもありました(子どものことだから、60代ぐらいでおばあちゃんと呼んでいるのだと思ってた)。

ベテランの先生だったので、すごい技術で元気な子どもたちをまとめあげていましたが、さすがに80代にはびっくりでした。

そして先生の年齢層は一気に20代までさがります。この世代、若くてやる気もあるのですが、心の病も多い世代。

ある先生は、二者懇談で教室で親と2人きりになることが緊張でできないため、常に補佐の先生が立ち会っていました。そして、それでも”落ちちゃう”時は、心の状態が整うまで二者懇談は延期でした。

中学校では、保護者が先生の心の病気に配慮する必要があるとは思いもよりませんでした。

本来中心となるべき私たち世代(40~50代)の先生はほとんどいません。就職氷河期世代なので、教員免許をとっても就職できなかったのでしょうね。

優秀な人材もいっぱいいただろうに、と思います。

期末テストは外注で採点!どんどんなくなるイベントの数々

中学校では、実力テストや期末テストなどがあるのは、昔と一緒。

しかし、びっくりなのはテストの解答用紙がデジタルで帰ってくることです!

つまり、テストの採点を外注しているので、先生は丸付けをしていません。

データとなった解答用紙は、二重丸もなければ、「おしい!」とかのメッセージもなく、〇×データでとても味気ない感じです。

どこが間違ったのか?よりも、正答率データが気になってしまいます。

中学生になると、男子は女子よりも10点ほど平均点が低いということもよくわかりました(←見る部分、親も間違えてる)。

そして、中学校のイベントも味気ないものへとどんどん変化していっているようです。

1日かけておこなわれていた体育祭などのイベントは、「コロナ」やら、「熱中症対策」やらで、半日の簡単なイベントになってしまいました。

PTA主催の体験イベントや講演会も、「役員の負担軽減」やらでどんどん廃止や縮小化されています。

昔の頃の、なんだかいろいろあった中学校生活は、だいぶ変わってきているようです。

すでにサッカー部はない!部活も「地域移行」という名の実質廃止

長男が中学校に進学する時、すでにサッカー部が廃止されていました。

長男は外部のサッカークラブに入りましたが、週に3日18時~21時(現地に行く時間もあるので、実質17:00~22:00)が潰れる生活に、生活リズムが崩れ、結局、サッカーをあきらめました。

結局、途中からテニス部に入りました。担任の先生が、非常に熱心に部活をしてくれている部です。

「中学校にサッカー部ないってひどいね」なんて言っていましたが、とうとう来年度からはすべての部活が廃止されることになりました。

お役所の人が言う「部活動の地域移行」と言うものです。

公立中学校に進学する新1年生からは、今まであった部活に入ることができなくなるのです。

「地域移行」であり部活がなくなるわけではありませんよ、とのことでしたが、実質の廃止です。

地域で部活動を代わりにやってあげるよ、なんて人もいるわけはなく、現在のところ提案されている地域移行は、他の中学校のグランドを利用して、お金を払って習うような”部活動”です。

今までのように、中学校の授業が終わったらそのまま行けるような”部活動”ではなくなってしまうのです。

多くの人が、中学校では部活動やるのが当たり前、部活が青春の1つ、なんて経験を持っているので、まさかそんなことが、と思っていました。

安倍内閣の教育改革でこの話が出た時は半信半疑でしたが、実行されちゃうんですね。

ますます中学校がつまらないものになりそうです。

なんやかんやで、昔の中学校生活は楽しかったなぁ、恵まれていたなぁと思う今日この頃です。

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