先日、神戸で「勉強を教えても理解してくれなかったので腹が立った」と、6歳の長男を殴った母親が逮捕されました。
殴るのは、確かに良くはありません。しかし、なぜか自分の子どもの勉強を見ると、腹が立つんですよね。私は、それが嫌なので、極力見ないようにしています。
そして、本当に賢い子になって欲しいのなら、「親が勉強を見る」ことではなく、「子どもが外に遊びに行く」ように仕向けることが、重要だと思っています。
特に、小学校低学年は、重要な時期ですよ!
まわりにもたくさんいる!勉強しないから腹が立つお母さん
「子どもが勉強しないから、腹がたつ」というお母さん、まわりにもたくさんいます。
子どもに、「ひらがなが読めない」「学校の勉強についていけない」という、具体的な理由があるわけではありません。
「家で勉強しない」「勉強する癖を、つけさせたい」「勉強しても、なかなか進まない」という理由で、勉強させたくてもうまくいかないという場合がほとんどです。
結局、親が子どもの勉強のことを気にして、そして子どもが思い通りに動かないからイライラするんですよね。
今回、逮捕されているのお母さん(28歳)も、「勉強しない」「教えても理解してくれない」と発言しているそうです。
逮捕容疑は、午後7時から10時ごろの間に、左ほほや左太ももを平手で殴って2週間のケガを負わせた、というもの。
勉強への熱心さが行き過ぎたのかなと想像します。
でも、親あるあるの話なんですよね。
親は子どもの勉強を見ること、テレビを見ることをググッと我慢!
子どもに机に座って勉強してほしいのなら、「そのことが楽しい」、「そうすれば良いことがある」という結果をつける必要があります。
つまり、「宿題を終えたら、お菓子食べていいよ」とか、「勉強終わったら、一緒に遊ぼう!」などです。
こうやって、実際に子どもを動かすのは結構大変です。
しかし、親に怒られる→机に向かう→勉強でおこられる、という循環では、勉強嫌い、机嫌いになるだけです。
そして、子どもの勉強をのぞいてしまうと、あれこれ言いたくなるんですよね。
そう、子どもの勉強は、強制してもあまりいいことはないのです。子どもも、勉強を覗き込んでくる母親は嫌でしょう。
つまり、子どもの勉強は見ない方がいいのです。
一方で、親が努力することがあります。それは、家庭で勉強する環境を作ること。
具体的には、子どもとのせっかくの時間に、親が好きなテレビを見ないこと!なのです。
ちょっと家事を終えた後など、ついつい見たくなってしまうテレビ!でも、その時間は、学校から帰ってきた子どもと一緒に過ごす時間の、重要な部分を占めています。
テレビを見る代わりに、子どもが学校で勉強した話を聞いてほめてあげたり、新聞のニュースを読んで聞かせてあげたり、一緒に地図を見て旅行の予定を建てたりすれば、もっと子どもの能力を引き出してあげることができますよね。
でも、なかなかテレビの誘惑に勝てないもの。そこで、絶対見たい最小限のものは録画し、子どものいない時に見るようにすればいいでしょう。結局、面倒だったりして、テレビを見なくなるんですが。
つまり、親として努力するのは、子どもの教育ではなく、子どもの勉強を見ること、好きなテレビを見ることをググッと我慢!することだ思っています。
あぁ、親って大変。
10歳までの遊びが、地頭を育てる!自分で遊びに行く子に育てる!
小学校低学年なら、机に向かうことより重要なのが、やはり遊ぶこと!一般の情報からも、経験からも、この時期の遊びに勝る勉強はないと思っています。
特に、わが家の長男は、もうすぐ9歳!勉強(遊び)もラストスパート!になってきました。
最近は、あらかじめ学童保育に休みの連絡を入れ、友達と遊ぶことを楽しんでいます。学童保育の先生も、その成長を促してくれるので、とても助かっています。
学校が終わるとすぐに家に帰り、ランドセルを置き、ポケモンカードなどを持って、校門の前に集合しています。友人と集合した後は、校庭や公園で遊び、他の友達と合流したり、誰かの家に行ったりして、楽しそうにしています。
「約束する」「遊びに行く」「適当に遊ぶ」「切り上げて帰ってくる」という過程が、完全に子ども自身でできるようになっています。
帰る時間を報告しますし、ちゃんと暗くなる前に帰ってきます。
「今は日が長いから、6時半でも大丈夫だよ。お友達の家はわからないから、それに合わせたら?」などの提案もします。
さりげない会話ですが、「今が一年で一番日が長い」という情報を与え、地球や季節変化について意識し、自分で帰る時間を決めることが重要だと思っています。
遊びで学ぶことは多すぎるし、まだまだ遊びでの勉強がしたりないと思っています。
わが家は、机の勉強より遊びが重要と割り切り、「遊びが勉強」で行こうと思っています!
まぁ、その結果がこれなんですが、机での勉強をさせていない分、今後の伸びしろに期待したいですね。