栗ひろいに行って、拾ってきた栗。
「すぐに食べるより、低温で1ヶ月半ほど熟成させる方が甘くなる」と聞いて、熟成させることにしました。
冷蔵庫での熟成は、なかなか難しかったけど、熟成後に食べたら劇的に甘くなっていました!
栗は熟成すべし!です。
拾ったばかりの栗はあまり甘くない?!
栗拾いに行って、大量の立派な栗をゲット!
さっそく家に帰って、一部を蒸栗にして食べてみました。
が、思っていた甘さと違う。
栗農園でもらった食べ方を書いた紙には、
収穫後の栗を0〜2℃で保存すると、約45日で甘みが3倍になります。
と書かれています。
そこで残りを約1ヵ月半、熟成させることにしました。
1、まずはきれいに水洗い
ザルに入れて流水で洗います。土や汚れはもちろん、栗の頭の毛も簡単にとっておくと、後からバラバラごみが出ません。
2、1日天日干しで乾かす
採りたての栗は水分が多く、そのままだと保管中に水分がにじみ出てしまいます。新聞紙の上に栗を広げ、日光に当てて1日で表面をパリッと乾かすのがポイントのよう。
3、新聞紙に包み冷蔵庫(チルド)に入れる
冷蔵庫での乾燥を避けるため、二重にした新聞紙に包みます。虫が発生しにくい0~2度のチルド室に保管します。
さて、甘みは増すのでしょうか?
冷蔵庫での保存に試行錯誤!乾燥に注意!
保管するのは家庭用冷蔵庫なわけですが、家庭用冷蔵庫のチルド室はそんなに大きくない!
3キロほどある栗は、チルド室全体を占領するぐらいあります。
通常の食料品も保管したいので、栗はチルド室半分だけにしました。残りの半分は、その上の冷蔵庫の棚に入れました。
それでも、けっこう冷蔵庫の場所を取るので、1か月半この状態はやや辛かったです。
それに、わが家の拾った栗は新鮮すぎたのかとても水分が多く、室内で乾かしたからか水分の飛びが悪かったようです。
包んだ新聞紙は、2日後にはしっとりふにゃふにゃの状態になったので、新しい新聞紙に変えました。
冷蔵庫の棚で新聞紙に包んで保管できていると思った栗ですが、ある日ふと引き出そうと思ったら引き出せない!
なんと、冷蔵庫の奥に接していた面が凍りついているようです。
無理に引っ張ったら、新聞紙が破れました。そして、中の栗も一部凍っていました!!
凍った栗は表面がへこんで、明らかに水分が飛んでいる様子。
熟成後、湯がいたものを半分に切ってみたらこんな感じでした。
左が、何とか乾燥せず熟成できた栗、右が凍って乾燥してしまった栗です。
やはり中身が縮んでいました。
劇的に甘くなった!絶対熟成させるべし!
さて、肝心なのはそのお味です!
最初に、見かけの悪い縮んでしまった栗を食べました。
「甘い~!!」
かなり甘くて、おいしいです!
熟成前とはまったく味が違います。
凍って縮んだ栗の中は隙間だらけで、渋皮も栗に張り付いてうまくとれないのですが、そんな栗を渋皮付きで適当に食べても、「美味しい!」と実感します。
多少、食感が悪いのですが、甘いので許せてしまう状態w!
凍らずに、とてもきれいに熟成できた栗のお味は?
こちらももちろん、「あま~い!」。
大人も子どもも、バクバク食べすすめてしまうおいしさです。
冷蔵庫を占領していた大量の栗は、結局2回の蒸栗ですべてなくなってしまいました。
すっかり栗のおいしさにはまった子どもたちは、スーパーで栗を見ると「買って~!」と言うようになりました。
が、なかなか高くて、簡単に買えるお値段ではありません。
来年も栗ひろいに行き、上手に熟成させて食べたいと思います。
今度は、料理にも使うぞ~!!