子どもを連れての、初めての海外旅行でした。滞在したシカゴについて、良かった面、悪かった面などを振り返りたいと思います。
▼治安面
シカゴはアメリカの第3の都市です。
大都市なので、大都市なりに便利な反面、大都市なりの危険はあるだろうな、と思っていました。
「アル・カポネがいた街だから、怖くないはずがない!」なんて意見もありましたが、ネットなどで調べて、それは大丈夫かも、と判断しました。
実際は、オヘア空港に到着してオヘア駅に行くまでの雰囲気、そしてブルーラインに乗って市内に入るまでの車窓の風景(ペンキで落書きされた廃墟がいっぱい)を見たときは、「あれ?ちょっとやばいかも」と思いました。
でも、市内に入ると一気に洗練された摩天楼の風景にかわりました。華やかな雰囲気で、一気に安心しました。
基本的に、「ダウンタウン」と呼ばれる、ループやマグニフィセントマイルあたりを歩きましたが、そう危険を感じることはありませんでした。
ただ、建物の間の路地裏や高架下などは、明らかにヤバそうな雰囲気で、バットマンの「ゴッサム・シティ」を思い出しました。こうした場所は避けた方がよいと思います。
▼距離と料金
日本からの飛行距離は12時間ほどです。成田‐シカゴの直通飛行機があり、朝出発したら朝に到着するので、それなりに便利です。
空港から市内へのアクセスも良く、観光地は市内に凝縮されているので、歩いて楽しむこともできました。
私は、いつもは格安航空や乗継便で、より安い(そして苦労の多い)旅を選ぶのですが、今回は初の子連れ海外と言うことで、安心安全なANA直行便にしました。
早割で予約しましたが、それでも親子でそれなりの値段がしました。
▼物価・朝食
この時期、円安だったこともあって、より高かったです。
ミネラルウォーターなどは、WalgreensやTagetなどのディスカウントストアで調達し、朝食はシリアルやインスタントスープ、カップラーメンで過ごしました。朝、肌寒い日もあったので、長男は朝食カップラーメンを結構気に入っていました。
▼シカゴの人柄
シカゴの町は、みな陽気で明るくて、そしてなにより子どもに優しかったので、とてもリラックスして旅行を楽しむことができました。
バスに乗っても、すぐに長男に席を譲ってくれます。そのまま長男が寝ちゃうと、「寝ちゃったね」という感じで目配せして微笑んでくれました。ドアは開けて待っていてくれるし、何かとサポートしてくれます。子どもを見守る目がやさしいので、私もたっぷりリフレッシュできました。
日本では、電車に乗ると迷惑そうな顔をされ、できるだけ目が合わないよう無視され、子どもが動くと睨みつけられる、という状況が多く、基本周りには「すみません」と謝り続け、子どもには「シー」「動かないで」と要求ばかり、というのが当たり前になりつつあったので、久しぶりに羽をのばせた!という感じでした。
▼文化面
多くの動物園や水族館、博物館を訪問することができましたが、どこに行っても、子どもの遊び場がしっかり用意されていたのには、びっくりしました。
子どもは、「触る」し、「登る」し、「走り」ます。その欲求を満たす空間が、どの施設にもちゃんと用意されていました。
フィールド博物館の「Crown family PalyLab」や科学産業博物館の「Idea Factory」などは、ちゃんとその施設にあった教育機能を備えながらのキッズゾーンになっていて、ぜひ子連れは体験してほしい施設でした。日本では、経験できない体験でした。
文化施設でも、「子どもをうるさがる雰囲気がない」というのは、本当にありがたかったです!
■Marvel Comics
そして男の子なら、「スパイダーマン」や「スーパーマン 」などが街中にあふれているのは、魅力的なようです。
ディズニーストアでもTシャツなどをたくさん購入しました。
子どもの好みによるかもしれませんが、長男にとって初めての海外旅行のシカゴは、大正解!だったようです。
こどもにおすすめ度 ★★★ でした!
(性格や好みによる)