現在、NHKで放送されている朝のテレビ小説「半分、青い。」。
その主人公が書いたマンガ「一瞬に咲け」が、白泉社「花とゆめ」に掲載されていました!
読んでみたので、感想を書きますね。
掲載されているのは「花ゆめ」7月20日発売号!
その漫画が掲載されているのは、白泉社が月2回出版している「花とゆめ」です!
「花ゆめ」と言えば、「ちょっとおしゃれな女子向け漫画雑誌」(私のイメージ)。
小学校で「りぼん」や「なかよし」を読んでいた子が、ちょっと大人になって「花とゆめ」に手を伸ばす、って感じかなぁ(これまた勝手な私のイメージ)。
そんな雑誌の今号の表紙に書いてあったのが、この文字です!
サプライズ企画!NHK連続テレビ小説「半分、青い。」から主人公・楡野鈴愛のガーベラ大賞新人賞受賞作!!「一瞬に咲け」24P掲載!
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」といえば、主人公が1971年生まれという設定で、第2次ベビーブーム世代が懐かしく視聴しているドラマです。
ドラマでは、主人公が漫画家を目指す話はすっかり終わり、今や結婚して旦那やその関係者に振り回されている毎日。
しかし、ドラマの中で出版されたマンガ「一瞬に咲け」は、月刊ガーベラに連載され、コミックス化されたことになっています。
劇中漫画がリアルに読めるということで、さっそく読んでみました。
読むと漂う昭和感、花ゆめには似合わない?!
雑誌2ページにこの特集の紹介がありました。
原案:北川悦吏子
作画:なかはら・ももた
北原さんはドラマの脚本家さんですし、なかはらさんはドラマでは主人公の絵を担当されていました。
マンガが掲載されているのは、雑誌175ページからの24ページ分。
最初のタイトルページには、「ガーベラ大賞新人賞受賞作」「楡野スズメ(ドラマ主人公の名前)」の文字もあります。
ちょっと期待して読んでみました。
が、う~ん(苦しい声)。
なかはらさんの絵は、線の強弱が不安定で、何本も継ぎ足されるかんじなんですね。
現代の「花ゆめ」の洗練されてスッとした線に慣れている私としては、絵のペン入れの不安定さが気になってしまいました(汗)。
そして、ストーリー。
校舎の教室から、一眼レフで高飛びをする「ツグミ」を盗撮する主人公。
それも「ハア」「ハア」と息を切らしながらシャッターを切り、ばれそうになると壁に背をくっつけて隠れる。
それは、昭和の完全な「オタク」ではないですか!
主人公に感情移入ができないよ~!
主人公は、盗撮して現像した写真を落すし、ツグミのアルバイトのコンビニ先にまで押しかけて不審行動する始末。
ただ気持ち悪い、犯罪すれすれの主人公でした。
なかはら・ももたさん、北川悦吏子さん、「花ゆめ」向きではありませんでした。
今回はいろんなメディアを巻き込んでいるらしい
今回の朝ドラは、脚本家の北川さんがツイッターで、ドラマについてつぶやくことも話題になっています。
月曜日の「神回」予告なんかは、さすがに盛り上がりました。
なかはら・ももたさんも、スピンオフ漫画「半分、青っぽい。」をデジタルコンテンツとして配信しています。
ドラマに出てくる元住吉監督(俳優は斎藤工さん)が、「追憶のかたつむり」を本当に撮影しているなんでニュースもありました!
今回の朝ドラは、ドラマに関わることをさまざまなメディアに広げて、良くも悪くも「話題になる」と言うことを、狙った挑戦なんですね。
ドラマ自体は、懐メロが出てきたり、設定が「ザ・昭和」だったりで、昭和感を満喫しているようなドラマです。
一方で、時代の変化に合わせたいろんなチャレンジを画期的に試みているのが面白い!と思いました。
今後も楽しみたいと思います。