現代っ子は、顎が小さくて、永久歯が大きい子が多いのだとか。
そのため、乳歯とのはえかわりの時に、うまく歯が出ないそうです。
わが家の長男も小学校で歯科検診があった数日後、「歯医者で診てもらうように」という書類を持って帰ってきました。
永久歯がうまく出ない?!先天性欠如も発覚!
小学校からもらってきた紙を見て、「やっぱり来たか」と感じました。
というのも、永久歯が明らかに重なったり曲がったりしてはえてきているからです。
確か数年前には、「乳歯はきれいに並んだし、いまだ虫歯も1本もないし」と安心していたはずですが、最近は、下あごも前に出てきた感じが気になります。
さっそく歯医者に行って、レントゲンを撮って調べてもらいました。
その結果がこちら。
問題点は以下の3つ。
・上あごが小さく前歯が入らない
・下あごも内側に傾いていて前歯が入らない
・受け口気味
そして、今はわからないけど、下の永久歯の欠損もあるということでした!
最近のこどもは食べ物が柔らかいためか、顎は発達しないし、永久歯は大きいし、歯茎の中に必要数の歯がないことも多いんだとか。
すっかり当てはまってしまったわが家でした。
治療費は高額!長期で一括払いなんだとか
さっそく「矯正」を始めることになりました。
治療計画についての説明を受けますが、なんとお値段にびっくり!!40万オーバーです!
(詳細な値段は、上の写真に書いてあります)
ぎくりとなる金額ですが、近所でも評判の良い歯医者さんだし、小学校6年生ぐらいまで治療が終わるまでは、大きな追加料金はないということだったので、腹をくくって支払うことにしました。
最初にこの大きな金額を支払って申し込みをします。
通院は、基本的に2~3週間に1回ほど。その時に支払う金額は、500~2000円ほどです。(あぁ、財布が痛い!)
まず、最初の治療は「急速拡大装置」の製作と装着でした。
これは、上顎の中に装着して、内側から歯をググッと押し広げる装置です。
毎晩就寝前に、専用の金具を装置真ん中の穴に入れ、一漕ぎ奥に回します。こうすることで、数ミリづつ押し広げます。
内側に装着するので、外見からは装着していることがわかりずらいです。しかし、滑舌が悪く、ツバも良く出るようです。
装置は奥歯に貼り付け、24時間つけっぱなしになります。食べ物が詰まったりして虫歯になる可能性も高いので、2週間に1回メンテナンスで歯医者に通います。
2ヶ月ほどで、急に上あごが広がり、歯の間に隙間が出てきました。顔の雰囲気も変わりました。
こんなにいるの?矯正している子は多かった
矯正を受けるまでは、あまり気にすることはなかったのですが、改めて周りを見回すと、たくさんの小学生が矯正をしていました。
上あごや下あごの中に装置が入っているので、一見わかりずらかったようです。
矯正の話をすると、「うちもしてるよ」という家も多く、情報収集には事欠きませんでした。
「急速拡大装置」を装着して2ヶ月後、上顎が広がってきたのが確認されたら、次は「上顎前方牽引装置(MPA)」というものを使うことになりました。
上顎前方牽引装置は、寝ている間に着ける上顎を前に引っ張るマスクです。
急速拡大装置の前に出た金具部分に小さな輪ゴムをひっかけ、牽引装置にひっかけます。
装着するとこんな感じ。
最初は、夜の間に引っ張ってゴムをひきちぎったり、マスクがさかさまになったりしていました。
しかし数日で慣れ、朝起きる時までちゃんとそのままかぶれているようになりました。
次男は、長男が夜間に着けるマスクを見て、「かっこいい。僕もつけたい」と憧れを抱いています。
次男には、矯正が必要なければいいんだけど。
とりあえず、まだまだ始まったばかりの長期戦です。
また、後日談を報告します。