問題 育児

ステイホームした子どもたちに起こった問題

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わが地域でも、6月から小学校への登校が再開しました!

毎日、近所の友達と遊びながらも、小学校(具体的には、休憩時間のドッジボールやサッカー部の集団遊び、学校の友達との遊び)が恋しくて寂しかった子どもたちは、学校再開に喜んで通学しています。

でも、やはりそんな子ばかりではないようです。久しぶりに会った子どもたちには、いろんな問題が起こっていました。

ブクブク太ったA君は、まもとに歩けない!

臨時休校中に、「太った」とうわさに聞いていた小2のA君。実際に見てビックリです!

顔はまんまるで、誰だかわかりません。首には肉がついて、下を向くのが難しそうです。

服はピチピチ。勝手に服がずりあがって、今にもお腹が見えそうです。

太ももには肉がつきすぎて、普通に歩けない状態です。がに股で歩いて、階段などは1段1段「どっこいしょ」という感じ。膝を悪くしないか心配です。

予想以上の太り方でした。

もともとイケメンなA君。小柄ながら引き締まった体型で、スポーツが得意な、よく動く子でした。常にパワーはあり余っている感じ。

コロナで休校中は、ご家庭の方針か厳格にステイホームを守ったようです。近所でもまったく見かけることがありませんでした。

A君の両親は、共稼ぎです。姉と妹がいる3人兄弟で、おじいちゃん、おばあちゃんと同居しています。

もともと偏食気味で、いつもの食事でも好き嫌いが多いそうです。普段から、カップラーメンやスナック菓子が大好きと聞いていました。

今回は、姉妹や祖父母と一緒に家にいなければならないし、いろんなストレスがあったのかもしれません。

好きなものを山ほど食べ、動かない生活を送って、こうなっちゃったのかな?と想像します。

早く健康な体に戻るといいなぁ。

使用禁止の遊具

友達と遊べないB君!表情を忘れる?

わが家は、最初の1か月ほどは、ややステイホームしてみたものの、普段外遊びしまくっていた子どもの体力を家庭内だけで消費しようとするのは無理!との結論に至り、人に迷惑の掛からない範囲で、外遊びをさせました。

家のすぐ近くの川は最高の遊び場で、子どもには外遊びが大切と考えている家庭の子どもたちが集まり、川に入っての水遊び、砂遊び、魚とりはもちろん、河川敷で走り回ったりと、なかなかハードに遊んでいました。

そうやって楽しく遊んでいると、親子連れが羨ましそうに見ていることがあります。臨時休校明けの週末に会った、小1のB君もそうでした。

皆が水に入り、タモで魚を追っているのを、岸からじっと見ています。声をかけるでもなく、水に入るでもなく、炎天下の中で立ち、じっと見ているのです。

見守るB君のお母さんと話をしました。この日は、B君にとっても久しぶりの外出だそうです。

家の近所には、人の密集を避けて遊べる場所もなく、結局、緊急事態宣言中は家の中で母子で過ごしたそうです。

一人っ子なので、こども同士遊ぶ機会もなかったそうです。だから、今日は久しぶりに同世代の子どもに会った状態。

「本人、緊張しているようなので、ゆっくり様子を見ています」とのことでした。

結局、B君が川に入ろうと動き出したのは、川に到着してからなんと3時間後!

到着時は、ぽやーっとして表情が読み取れなかったB君ですが、3時間後には少し笑顔も出て、表情が戻ってきていました

結局、こども同士で一緒に遊ぶまでは至らなかったけど、少しでも日常の感覚を取り戻してくれるといいなぁ。

C君は家で暴れ、D君は昼夜逆転生活

各家庭の事情も様々です。

C君の家は、両親が共稼ぎでやや認知症があるお婆ちゃんが自宅にいました。

臨時休校になってからは、C君とお婆ちゃんがいつも家にいる状態で、互いにストレスだったようです。

お婆ちゃんがC君に声をかけようとすると、C君は包丁を持ち出してお婆ちゃんを追い払っていました。

小4のD君は、2人の兄がいます。

兄弟3人、みな昼まで寝て、スナック菓子を食べ、ゲームをして、兄弟げんかをし、深夜まで映像を見る毎日だったそうです。

あまりにも生活が乱れているので、お母さんが早起きをさせて走ってくるように言っても、友達と会えるわけでもないし、次の予定があるわけでもないため、まったく上手くいかなかったそうです。

学校は勉強を学ぶだけの場所ではない!

小学校再開で、朝起きれない子、登校し授業を聞く体力のない子、友達と楽しく過ごせない子などが続出しています。

3ヵ月も家にいたら、それはしょうがないですよね。

今回の臨時休校では、「ステイホーム」と言われました。「不要不急の外出は控える」「ご自宅で生活を」などと当たり前のように言われ、子どもへの対応は各家庭まかせになりました。

でも、子どもは社会で育つもので、家庭だけではうまく育つことができません。

各家庭が子どもにとって良い環境かというとそうでもありません。特に今回のような、親にもストレスが与えられた状態では、子どものすべてをすべて家庭まかせというのは無責任だっと思います。

普段は、学校は「勉強を教えてくれる場所」と単純に考えてしまいがちですが、子どもにとっては、家以外の居場所であり、生活リズムを作り、同世代の子どもたちと交わり、頭や体を動かし、給食をしっかり食べる、とても大事な場所です。

感染症の対策をおこなうことも重要ですが、多方面から見た1つ1つの重要性を忘れないようにすべきです。

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フルタイム勤務を20数年するも、仕事と育児の両立は大変で、退職。そして起業しちゃった!

わが家独自の教育方針(旅育、外遊び最強、塾に行かせない等)で育てた2人のこども(2010、2013)は、すくすく育ってくれています。

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