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百人一首の覚え方、これで小学生は爆速で半分とれる!

投稿日:2022年2月9日 更新日:

正月あけに小学校で開催される百人一首大会。小学5年生になると、成績にも影響してきます。

何度もやれば知らず知らずのうちに覚えていくものですが、言葉がちんぷんかんぷんで、覚えづらくてもどかしいのも事実。

そこで、楽しくわかる百人一首の覚え方(我流)を紹介します。

枕詞とかぜったい意味わかんないからね

まず、百人一首のルールですが、「札をたくさん取った人が勝ち」です。つまり、目標設定は「誰よりも早く札をとること」
なのに「ちょっと意味わかんない」って、目標が「うたの意味を知ること」になると挫折します。だって100もあるんだものw。

特に枕詞なんか、テンポはいいけど、意味わかんないです。
ここはわりきって、無理やりかってな語呂合わせや、事実と違うイメージで覚えちゃいます。

【名前っぽい?!枕詞グループ】

以下、上の句の最初 → 下の句の最初 (覚え方)を書きます(すべては覚えません)。

  • あしびきの → やまどり (あしびきの山鳥)
  • ひさかたの → しずごころ (ひさかたしず子)
  • ちはやぶる → からくれない (千早振からくれない)
  • たまのお → しのぶ (玉野緒しのぶ)

【絶対違う!かってなイメージグループ】

  • ながらへば → うし (流れるウシ)
  • あさぢふ → あまりて (朝汁、余って)
  • ももしきや → なほあまりある (股引、なお余りある)
  • このたびは → もみじ (このたびはモミジです)

上の句を読み始めてすぐに、下の句の最初がわかるようにすれば、爆速で札が取れます。

百人一首の堅苦しい概念が崩れますね。百人一首は遊びです!

句のイメージをつかめば、予想できる!

百人一首は、昔の言葉なので、意味をとろうと現代の言葉に翻訳して、句が読まれた背景を知って、とやっても、下の句はすぐ出てこないし、札は取れない。

なので、むりやりの語呂合わせでもいいのですが、語呂合わせでも覚えるのが大変!
しかし、百人一首はさすが選ばれたすばらしい歌というだけあって、風景などがイメージしやすいものもたくさんあります。

句のイメージをつかめば、下の句を思い出しやすいし、お手つきも減りますよ(正統派ラインw)。

【昔の人はやたら月を眺める】

  • 夏のよは → くものいずこに月 (夏の夜に雲のどこに月)
  • 秋かぜに → もれいずる月 (秋風で雲が流れて月がもれいずる)
  • 月みれば → わが身一つの秋 (月見て我が身を考える秋)
  • やすらわで → かたぶくまでの月 (ぐずぐずしてたら月が沈んだ)
  • なげげとて月 → かこち顔なる (月に嘆いてかこつける)
  • 有明の → あかつき (朝の月と暁(夜明け))
  • いまこんと → 有明の月 (今行くって言ったのに朝の月になった)
  • ほととぎす → ただ有明の月 (ホトトギスが鳴いて見るとただ有明の月だった)

【風や流れがすごい系】

  • ふくからに → むべやまかぜ (吹くのはむべ山風)
  • せをはやみ岩にせかるる → われてもすえに (瀬が早くて分かれる)
  • かぜをいたみ岩打つ波 → くだけて (風がすごくて砕ける)

【ゆったり風景や情緒系】

  • やまがはに → ながれも (山川の流れ)
  • たきのおと → なこそながれて (滝の音は名こそ流れ)
  • かぜそよぐならの小川 → みそぎぞ (風吹く小川で禊(みそぎ)する)
  • しらつゆに → つらぬきとめぬ (白い露は貫く)
  • むらさめの → きりたちのぼる (にわか雨で霧たちのぼる)

【田舎や物悲しいイメージ】

  • おくやまに → こえきく (奥山の鹿の声)
  • やまざとは → ひとめもくさもかれ (山里は人目も草も枯れ)
  • あわれとも → みのいたづら (哀れな身のイタヅラ)
  • たちわかれ → まつとしきかば (立ち別れの松&待つ)
  • なげきつつ → いかにひさしき (夫が来ないのを嘆いてそれがどんなに長いか)
  • よのなかは → あまのおぶね (世の中は漁師の小舟)

【きれいなイメージ】

  • あまつかぜ → をとめ (天女がおどる)
  • かささぎ → しろき (白い鳥)
百人一首の用意小学生用

読んだ場所や有名人の句を覚え、できるっぽく

句が読まれた場所や、誰が読んだ句なのか知っていると、急に”できる感”アップです!

言葉が難しくてわからない句も、読んだ場所がわかると風景をイメージしやすいですし、地理や歴史にも詳しくなるので、余裕があればどんどん覚えましょう!

【地名シリーズ】
 昔の風景に思いをはせて覚えるといいと思います。さすが、関西が多いですね。

  • みちのくの(陸奥の) → みだれそめにし (陸奥(東北地方)の乱れ) 
  • 田子の浦 → 富士の高嶺 (静岡の海から富士山)
  • みよし野の → ふるさと (奈良の吉野が故郷)
  • あらしふく三室の山の → 竜田の川の (奈良の三室山と竜田川)
  • 朝ぼらけ有明 → 吉野の里 (奈良の吉野の朝)
  • 朝ぼらけ宇治 → あらわれ (京都の宇治の川の風景)
  • 大江山 → まだ文も見ず天橋立 (京都の大江山と天橋立)
  • 音に聞く高師の浜の → かけじや袖の濡れ (大阪の南部の浜で袖濡れないように)
  • 住の江 → 夢の通ひ路 (大阪のいまや住之江公園)
  • 難波潟 → あわで (大阪難波で会わないで)
  • 難波江の → みをつくしてや (大阪難波で身を尽くしてや)
  • 有馬山 → いでそよ人 (有馬の猪名川の笹の葉がそよそよ)
  • 由良の戸 → 行方も知らぬ (淡路島の海峡)
  • 淡路島 → いくよ・・・須磨 (神戸から淡路島を眺める)

【有名人シリーズ】
 有名人の句を十八番にして、取った後に「これ天智天皇が詠んだやつね」なんて言うと、ちょっと出来る感でます。歴史や国語の勉強にもなります。

  • 天智天皇(大化の改新)  あきのたの → わがころもではつゆ
  • 持統天皇(天智天皇の娘) はるすぎて → ころもほすてふ
  • 阿倍仲麻呂(遣唐使に行ったまま帰れなかった) あまのはら → みかさのやま
  • 小野小町(絶世の美女) はなのいろ → わがみよにふる
  • 紫式部(源氏物語の作者) めぐりあひて → くもがくれにし
  • 清少納言(枕草子の作者) よをこめて → よに逢坂の
  • 蝉丸(坊主めくりで重要) これやこの → しるもしらぬも
  • 紀貫之(古今和歌集の選者) ひとはいさ → はなぞむかしの

こんな感じで、百人一首を楽しみましょう!
わが家は、これ買っちゃいました(もっぱら親が読む)。

使う札は、いまだ100均のものです。一時期、札がなくなって99人100首になってましたが、100人に戻りましたw!
こちら、200円(税抜き)で楽しく勉強できますよ。↓

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