フィジーへの語学留学、いろいろありましたが「行かせてよかった」の一言です。
あらためてフィジーってどんな国なのか?
長男から聞いた話や感想も含めご紹介します。
気候も風土も最高!途上国だけど安心の南国リゾート地!
今回の留学で、フィジー共和国を知ることができました。
今までは「あぁ、南国のポリネシア?ミクロネシア?あそこらへんの島だよねぇ?」ぐらいの知識でしたが(正解はミラネシア)、日本とは交流の深い国でした。
日本人の語学留学先(海外留学の割に格安!)としても、有名だったんですね。
青い空に青い海!
海岸沿いにはマリオットやヒルトン、シェラトンなど、そうそうたるリゾートホテルがあります。
オーストラリアから近いため、オーストラリアからリゾートに来る人も多いようです(バリ島もたいがいオーストラリア人観光客が多かったけど)。
調べてみるとフィジーは観光業がGDPの3割以上を占めるそうで、かなりを観光に頼った国と言えるようです。
公用語が英語なのは、イギリスの統治下(1874~1970年)におかれていたから。
そんな事情なので「とりあえずの英語」という感じのようですが、日本人経営の語学学校で、現地の英語の先生にしっかりと教えてもらうことができました(英語で英語を学んだ!)。
なお、夏休み期間はフィジーの乾季真っただなか。
ほとんど雨は降らないし、気温も20~25℃で、むし暑~い日本の夏より快適!
傘はいらないし、厚手の服も不要!めんどくさがりの中学生男子にとっては、とても便利で過ごしやすい環境のようでした。
ホームステイはフィジー系とインド系!料理に差が!?
フィジーに住んでいる人種は、フィジー系6割、インド系4割、中華系やヨーロッパ系がちょっと、だそうです。
ホームステイの家庭がフィジー系の家だと、食事には南国フルーツがたくさん出るし、インド系の家だとほとんど毎日カレーと聞きました。
今回、長男たちのホームステイ先のオーナーはインド系の方。
長男はもともとカレーが好きだし、「きっとバリエーション豊かな本格的なカレーが出るよ!」と行く前に期待させていたのですが、朝食はパンに牛乳、夕食は簡単ないろんな料理だったそう(そりゃそっかw)。
近くにマクドナルドがあったので3回ほど行ったそうです。
マクドナルドは、ジュースは大きいし、バーガーのパテは硬いけどすごく肉の味がしておいしかったと言っていました。
食べ盛りの中学生たちには、食べ物の質より量。
それは、じゅうぶん満たされていたようです。
銃犯罪もない、狂犬病もないフィジー!ケレケレ文化はご愛敬
海外が危険(というか日本が安全すぎ)なのは、親も子もじゅうぶん承知しています。
でもやはり銃犯罪に巻き込まれるのは避けたいですね。
中学生と言えどもそれなりに体も大きくなってるので警戒されるだろうし、ミスコミュニケーションする可能性なんていくらでも考えられるので、拳銃を日常持ちする国は怖いです。
今回、留学先にフィジーを選んだのは、銃犯罪がほとんどないと聞いたことも大きかったです。
国として拳銃の取り締まりが厳しいそう。もちろん、スリやひったくりなどは多いそうですが、それは日々の行動を注意して避けるべきこと。
こちらは海外で生活していくためには基本の基本なので、学んでもらうことにします。
南国は感染症にも気をつけたいものです。
帰ってきて「イヌに追っかけられた」「フィジーは人は優しいけど、イヌが怖かった」と聞いて、「しまった!狂犬病のワクチンうたせなかった!」と思ったのですが、調べてみるとフィジーでは狂犬病は発生していないそうです。
世界でも数少ない(11か国のみ)狂犬病洗浄国なんだとか。
すごいよ!フィジー!
エージェントにフィジーの説明を受けた時に、興味深かったのが「ケレケレ(Kere Kere)」です。
持っている人が持っていない人を助けるという相互扶助精神のことだそうですが、「自分のものは皆のもの、人のものも自分のもの」という考えなので、物を誰かが使ってしまうこともあるのだとか。
ようは、ポンと物を置いて何も言わなければ、誰かがもってっちゃうんだろうね(それも返してくれないw)。
なんともおおらかと言うか、平和と言うか、面白い文化です。
子どもにはあらかじめよく伝えておきましたが、物を使われて悔しい思いをするぐらいの方が、ちゃんと管理できるようになるのでいいかもしれません。
そんな楽しい思いをして帰ってきたフィジーです。
帰ってきて数か月たったころに、「フィジーにもう1回行きたい?」と聞いたら、「ホテルに泊まれるのなら行きたい!」と言っていました。
ホテルはいっぱい下見もしたし、泊まれなくて苦労したからね。
何を勉強してきたんだか。
