長男も小学5年生。
すっかり成長して、親といるよりも友達といることを好むようになりましたが、自主性や自発性が高いのには、親である私でも驚きます。
そしてその原因を考えた時、これは子供の頃から海外旅行などに連れて行った「旅育」の効果なのかな?なんて思うことがあります。
そこで、長男が高学年になって感じる旅育の効果をまとめてみました。
新しい環境でも平気!いつも楽しむ
つい最近も、全然知り合いのいないサッカーのサマースクールに参加したり、クラブチームに移籍した長男ですが、どちらも嫌がらず、特に緊張もせず参加し、すぐにそこで友達を作りました。
新しい環境で新しい友達と、とても楽しそうにサッカーをしています。
これ、今の子にはめずらしいんだそうです。
新しい環境に入るのに怯えてしまう子が多いんだとか。
「知らない人ばかりだから行かない」「怖くて高いところに登れない」「負けるのが嫌だからゲームに参加しない」など、挑戦できない子が増えていて、挑戦しない→失敗を怖れる→新しいものを怖がる、という若者になってしまうんだそうです。
これはやっぱり、旅育の効果?
長男は、6歳の時には2週間海外出張に連れて行っていますが、そこで学ぶのは、チャレンジの経験。
というか、親がチャレンジして失敗して、試行錯誤の上になんとか成功するってことを間近で見ているんですよね。それが、とても勉強になっているんだと思います。
特に海外旅行なんて、失敗の連続です(格安の個人手配で行くわが家の場合)。
切符を買う方法がわからない、行きたい場所に行けない、行ったら間違ってた、なんてことは普通w。
そんな中、行きたい場所を見つけて、そこに行こうと試行錯誤して、行った先で楽しむという経験を親子でやってきたからこそ、新しい環境に入っていくのを躊躇しなくなったんだと思っています。
友達がすぐできる!誰とでも友達になれる
新しい環境に行っても、長男は友達をすぐ作ります。
その場で親しい友達を作って、一緒に遊んで、「じゃあまたね」と別れます。
海外旅行に行っても、公園や子どもが遊べる場所を見つけるととんで行って、遊び始めます。
そして、いつの間にか仲良いお友達と一緒に遊んでいます。お友達と言葉が通じなくても関係ありません。
それにいろんなお友達と上手に遊びます。お友達に依存したり、会ってベタベタするということはあまりなく、その場その場で楽しいことを一緒にして、後腐れなく別れるという感じです。
子どもの様子を見ていると、遊びは言葉を超えるんだなと思います。
言葉が通じるか通じないかより、その子と気が合うか合わないかが大切のようです。
今回、サッカースクールに参加して、お友達と気が合ったからの移籍となりましたが、こうした子供の頃からの経験が、社交的で顔が広い今の性格を作り上げたのかなと思ってます。
ストレスに強い、失敗を恐れない
新しく入ったクラブチームのサッカーは、駅まで行き、電車に乗り、バスに乗りかえて行かなければいけません。
そのため平日の練習日は、小学校から帰って自宅の鍵を開けサッカーの用意をし、最寄りの駅まで歩いていきます。親は一切手伝いません。すべて自分で準備して通っています。
平日は駅までスクールバスが迎えに来てくれるのですが、土日はスクールバスがないので一般のバスに乗ります。
一般のバスは本数が少ないし、練習が時間通りに終わらなかったりするので、適当なバスがなくなってしまうということもあります。
今まで、「1時間バス停でバスを待った」「とりあえず行先の違うバスに乗って、都心部に行ってから電車を乗り継いで帰ってきた」なんてこともありました。
思わぬルートでの帰宅に「すごいね!」と言ったら、「駅員さんに聞きまくったよ」と言っていました。
駅員さんに聞く姿は、海外旅行の旅育で子どもに見せまくってきたので、思わず苦笑いです。
でも、旅育でしっかり学んでくれているんだと実感しました。
かといって、子どもがしっかりしているわけではありません。
「忘れ物をして取りに帰ったから電車に乗り遅れた」「バス停に水筒を忘れてきた」「バスを待っていたけど来なかった」そんなこともあります。
しかし、自分なりに失敗には対処して、ちょっと苦労してもなんとか到達して、楽しかったと言って帰ってくるので、あえて親として世話を焼かないようにしています。
長男は自己肯定感が高い子なのですが、普段からこうした経験をさせているので、「俺できる!」と思うのだと思います。
親としては、手を出しすぎないように、でも見守って、子どもの環境を整えてあげるという事に、気を配りたいと思っています。