成田空港の電光掲示板

10日間の語学留学で、とんでもない行動力を見せてきた長男たち。

帰国後にエージェントと事実確認する中でわかってきたのは、今どきの子どもたちの留学事情

そして、長男たちの規格外さでした。

留学先でひきこもり?対応に追われるエージェント

学校も留学エージェントも、今回の長男たちの行動(つまり、自分たちでホテルを手配して、そこでパーティをしてたってこと)についてまったく把握していませんでした。

最初に問い合わせた時は、「ホテル?そんなことはないと思いますが、確認してみます」という感じでした。

この時「中学生なんだから、ちゃんと把握しておいてよ」と思ったのも事実。

しかし今となっては、留学エージェントのその反応もわかります。

一般的に、日本人留学生は消極的。そのため留学の相談やトラブルは、そうした子たちに対応することばかりなんだそうです。

  • ホームステイ先に行ったもののホストとうまく会話できない
  • 英語での交流が煩わしくて個室に閉じこもってネットばかりしている
  • 留学先の国のルールや文化に合わせることができない
  • 語学学校でも友達に声をかけれず、友達もできないし馴染めない
  • ホームシックになって語学学校にも出てこれなくなる

そんな留学生たちの相談にのったり、学校に登校するよう励ましたり、ホームステイ先を変える調整をする、そんな仕事がたくさんあるのだそうです。

一方、長男たちは学校でも友達たくさん。先生を巻き込んで楽しく過ごし、ホームステイ先でも自由気ままに過ごしています。

そりゃ、元気いっぱいの中学男子たちにノーマークだったのもわかりますw。

能力全開!個性豊かな中学生アベンジャーズたち

長男は小さい頃から誰とも仲良くなれます(親もびっくりするレベル)。

たとえ、言葉が通じなくても、文化が違っても大丈夫。どちらかというと、それを楽しいと思う方です。

外の世界に出るのが平気どんな環境でも適応できて楽しめる誰とでもコミュニケーションをとれる

小学校1年生の時に行ったアメリカでも、こども動物園で地元の兄弟と仲良くなって、ずっと一緒に遊んでいたこともあったっけ。

今回の留学では、T君との出会いもありました。

T君は中学3年生の男子で、フィジー留学は2回目。オーストラリアの高校を目指している、落ち着いたしっかりした子です(一緒に帰国したメンバー)。

ホテルを探す際には、フロントに行ってやりとりしたそうですが、会話が通じない時はT君の携帯の翻訳アプリも使ったそうです。

行動力のある長男にそんな心強い友達がついたなら、パーティを実行できちゃうのもわかります。

そして、一緒に行った友人は調理男子

お腹かが減ったら自分で調理して食べる、ということを普段日本でもしています。
今回は、フィジーで買い物して調理したわけですが、やはり普段から慣れていないとこんなことできないよね(初海外なのにすごい)!

そんな感じで、個性豊かな中学生が集まって、アベンジャーズのように活躍(?)してきたようです。

留学は人生を変える?親としても多くを学ぶ

今回の件で、親としても多くを学びました。

留学先で、ちゃんと気持ちを伝えることができるだろうか?友達はできるだろうか?楽しんで勉強できるだろうか?英語は話すことができるだろうか?

こうした心配の方向性は、まったく間違っていたことをw。

留学エージェントの方からも、長男たちの行動が想像を超えていたこと、そして「アクティブな中学生生徒様の安全を確実に守れるよう協議を重ねてまいります」との連絡がありました。

「10年後が本当に楽しみです規格外な大人になって、どんどん周りを巻き込みながら、何か大きな事をしてくれる予感がしております」とのコメントも。

確かに、環境さえ整えば、大きな事も簡単に実現してしまいそうなポテンシャルのある子だということを再認識しました(こどもの頃から、人を巻き込むパワーは感じていましたが)。

そんな長男ですが、日本での生活はと言うと、学校に行って、漫画を読んで、テレビを見て、勉強はせずにダラダラと過ごしています。

中学校に入ってから、ずっとこんな感じです。

中学生だし、反抗期に入ってきたからこんなものか、と思っていたのですが、息苦しい日本の中学校生活に合わせて生活していたのかもしれません。だからダラダラしている。

今回のフィジーは、こんな状態から離れ、自由な空のもと、水を得た魚のように動き回っていたのでしょう。

たくさんの出会いを楽しみ、やりたいことをやり遂げて帰ってきたのだと思います。

今後、中学3年生になると高校受験に突入します。そして、その3年後には、大学受験。

今回の件で、果たしてこの非認知能力のやたら高い長男を、このレールを我慢して歩いてもらうのでいいのか?と疑問がわいてきました。

こうして、親としても多くを理解することになります(この後、進路の話として続きます)。

さて、留学するのに貸した電源プラグ。返してと言うのにモゴモゴごまかしたり、逆切れしたりして帰ってきません。

煮え切らぬ態度にこちらも激怒!すると、出てきました!

スライムまみれの電源プラグが。

なんでフィジーに行ってスライム買う?

なんでカバンの中でスライムこぼす?、、、(泣)。

成田空港の電光掲示板

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