シンガポールでは、「外食」が当たり前。昼食や夕食はもちろん、朝食まで「100%外食」の家もあるそうです。
市内のあちこちに、「コピティアム」や「ホーカー(ズ)」と呼ばれる場所(日本でいうフードコート)があります。そこは朝から開いていて、安くておいしい多国籍料理が楽しめます!
私たちはホテルを素泊まりにして、滞在中の1週間、毎日、外食を楽しみました!
コピティアム(KOPITIAM)ってどんなとこ?
私たちが宿泊したホテルの1階に入っていたのが、「KOPITIAM」でした。
見た感じは、ちょっと雑多とした、大衆食堂のようなフードコート。
シンガポール料理、中華料理、タイ料理、マレー料理などのお店が並んでいて、中央にはたくさんのテーブルと椅子が置かれています。
好きなお店で好きな食べ物を買い、テーブルに運んでゆっくり食べることができます。
この「コピティアム」という名前、現地の甘いコーヒー「コピ(KOPI)」などの店が集まるところ、という意味があるんだとか。
そのためか、料理だけでなくジュースなど飲み物も充実しています。「コピティアム」という名前のチェーン会社もあるんだとか。
このコピティアムの良さは、出来立てで量もある料理を安く食べられることです!
注文は、ほぼジェスチャーw。
英語ではないような言葉(?)を話している店員さんに、怪しい英語と指さしで注文します。
その場ですぐに作ってくれて、熱々のチャーハンは5ドル(400円ぐらい)でした。
ホーカーズやフードコートと何が違うの?
シンガポールには、似たような施設で「ホーカー(ズ)」というものもあります。
このホーカーズは、路上に並んでいた屋台を、清潔な場所に集めたものなのだそうです。国がおこなった政策の1つなんだとか。
そして、その公営の屋台の集合がホーカーズ、私設の屋台の集合がコピティアムなんだそうです。
こうした場所は、ところによって虫がたくさんいたり、テーブルなどとても汚いところもあって、「衛生的にはどうなの?」と思ってしまいます。
とりあえず、衛生については公的機関の許可が必要だそうで、店頭に「A」「B」などのランクが掲示されていました。4段階評価で、「A」が一番衛生状態が良いということでした。
なお、「コピティアム」でも「ホーカーズ」でもなく、「フードコート」という場所もあります。
これはまさに、日本の「フードコート」と同じようなもので、大型ショッピングセンター内にありました。
ただ、こうしたフードコートは綺麗ですが、値段も少々高め(といっても600~800円ぐらい)。”現地感”はあまりありません。
安心なのはやっぱりデパートのフードコート?!
滞在中は、朝食にはコピティアム、夕食にはフードコートをよく利用しました。
子連れや女性が安心して利用できるのは、やはり施設もしっかりしたフードコートですね。
それに、シンガポールでは「マリーナ ベイ サンズ」や「高島屋」などといった百貨店系のお店にも、フードコートがあるんです。
マリーナ・ベイにある観光地「マリーナ ベイ サンズ」の地下1階にあるフードコートは、「ラサプーラ マスターズ(Rasapura Masters)」という名前でした。
確かに少しお値段は高めですが、現地でも人気があるおしゃれなお店が入っているんだとか。吹き抜けの近くで、とてもきれいです。
オーチャード通りにある高島屋の地下の「フード ビレッジ」は、現地の人もいて結構ガチャガチャした感じでした。
中華料理「RedRing Treasures」でワンプレートを頼みましたが、カリッとしたカツがおいしかったです。癖になりそうな味でした。
セントーサ島訪問のついでに寄った大型ショッピングセンター「ビボ シティ(Vivo City)」内には、おしゃれな「フード リパブリック」がありました。
店内は屋台の雰囲気が作り込まれていて、楽しめるし、清潔そうでした。芝生や噴水がある中庭に面しているのも、子連れとしては嬉しいですね。
ベイフロント地区にある高層のツインタワー「アジア スクエア タワー(Asia Square Tower)」の「フードガーデン」は、とても広くてきれい、かつ洗練されておしゃれな場所でした。
磨き上げられたフロアにおしゃれにお店が並びます。高級感がありすぎて、近寄りがたいぐらい。衛生はしっかりしてそうです。
こうしたちょっと安心な店でも、10ドルあればたっぷり食べることができました。
物価が高めなシンガポールですが、これらの施設を利用出来たおかげで、食費はとても安くあげることができました!
シンガポールに行ったら、ぜひ安い外食を楽しんでみてください!