さて、シカゴ2日目の朝。
移動疲れか体がだるいなぁ、とホテルで朝食を食べながらふと窓の外を見ると、土砂降り~。
すっかり出発する気がなくなります。
雨でも楽しめる場所といえば、やはり大きな建物の中!ということで、フィールド博物館に行くことに決定!
気合を入れてホテル近くのバス停に行き、バスで博物館に向かっているうちに、雨が上がりました!
フィールド博物館は入り口だけでも見る価値あり!
フィールド博物館へは、市内からバスで数分で到着です。
デデン、と構える重々しい建物には、公開中の展示や映像のカラフルな横断幕がかかっています。
■The Field Museum
長男のお目当ては、有名な恐竜のスーと3D映像(←やはり映像マニア)です。
私のお目当ては、とてつもなく充実していると噂に聞く動物の剥製コレクションです。
建物に入るとすぐ目の前には、こちらの吹き抜けホールが広がります。
なんて広いの!
これだけでも、見る価値あります。
■Stanley Field Hall
この写真は、2階の奥から1階の玄関側を見たところ。
一番遠くの玄関部分に、人がたくさんいるのが見えます(遠いっ!)。
そしてその手前が、博物館開館時から展示されているというアフリカゾウ、そして前にティラノサウルス「スー」の全身骨格です。
その他の展示は、このホール左右の奥に向かって広がっているのですが、これまた結構広い!
地下、1階、2階の3フロアにわかれていて、全部をしっかり見て回ろうと思うと、1日では足りません。
やっぱりティラノサウルスのスーはすごい!
「スー」は、恐竜図鑑などにも出てくる、世界的にも有名なものです。
何がすごいって、「90%以上が本当に発掘された骨格!」であること!
多くの発掘した骨は一部なので、他の部分はレプリカで補うわけですが、スーについては、ほとんどの部分が本物ということ!
博物館にある劇場で、3D映像「Working the T. Rex: the story of SUE(歩くティラノサウルス「スー」の物語)」を見ましたが、これも面白かった!
発掘された時の様子や、発掘現場から博物館に移動させる様子は、私でもワクワクしました。
また、化石から想像されるスーの人生の映像が面白い!
卵から孵化し、羽毛のはえたスーがだんだん大人になっていく様子が、とってもキュートでした。
長男は、捕食時の反撃で大腿部を噛まれたシーンなどが面白かったそうです。
実際に、スーの化石の大腿部には、大きなケガの跡が見つかっているそうで、「大怪我を負ったけど、それで死亡したっわけではない」ということもわかっているそうです。
2階の奥には、「More on SUE(スーについてもっと詳しく)」という展示があって、頭骨が置いてありました。
■More on SUE
実は、1階の全身骨格は頭骨部分だけレプリカなんだって。本物は、こちら。
1階で展示するには重すぎるそうです。
こちらには、ティラノサウルスであぶみ骨(stapes)が初めて発見されたやらなんやらと、マニアックな情報がいっぱいありました。
私には専門的すぎてわからなかったけど、そのうち息子が解説してくれるようになるかしら?なんて期待して、今回はその場を離れました。
こことは別の「恐竜ホール」というところにも、たくさんの骨格標本などが並んでました。ちょっと暗くてうまく写真が取れなかったけど、規模も大きくて壮観でした。
長男、大満足!
子どもが遊べる展示も充実していたよ
私が見たかった、動物の展示も見てきました。
部屋から部屋へと、たっぷり&しっかりありました。歩けど歩けど剥製。それに、内容の充実度もすごい。
このキリンの群れ飼育の混合展示なんて、動物園より大きいかも。キリンが展示でシマウマと一緒に群れ飼育されてる~。
■Mammals of Africa
たくさんの展示があったけど、長男が喜んだのはやはり「こどもコーナー」でした。
■Crown family PalyLab
触ると動く機械など、仕込がいっぱいで、テンションあがってます。
ボタンを押し、引出しをあけ、楽器を奏で、次の展示に走る!と、めまぐるしく動きまくる長男。
私も長男の後を追いながら、「イリノイ州の自然」やら「世界の楽器」やら、ふむふむとお勉強。
そして、ここに落ち着きました。恐竜の発掘体験です。
ハケなどの道具を使い、真剣に発掘しています。
爪や歯、骨など、何が出てくるかわからない。机に置かれた表と見比べ、何かをあてます。
結局、開園から2時過ぎまで滞在しました。
まだ見ていない展示もあったけど、館内を見て、歩いて、心も体もともに容量オーバー。とりあえず、見たかった展示はすべて見れたので満足です。
この後、市内に戻り、知り合いと合流して地ビールを楽しみました。
博物館っていうと、静かにしなきゃいけないようで、子ども連れはどうかな?と思うかもしれません。しかし、この博物館は、やんちゃな子でも満喫できます!
恐竜好きな子には、特におすすめです。すべて室内なので、雨の時の観光にも良いと思います。
こどもにおすすめ度 ★★★★★ でした!