リンカーンパークは、シカゴ市街地の北の端、ミシガン湖沿いに位置する公園です。
ここにある動物園は、充実しているのに、入園料はなんと無料です!!
■Lincoln Park Zoo
動物園内南側にある池越しに見える摩天楼は、なかなか素敵。水面に高層ビルが映り、街中とは一味違うシカゴの風景です。
2本角の黒い建物は、ジョン・ハンコック・センターです。
シカゴの夏は結婚式のシーズンだそうで、この綺麗な風景を背景に、いたるところでウエディングの写真撮影がおこなわれていました。
■Today at the Zoo
動物園はミシガン湖沿いに南北に長く、西側がバス道、湖のある東側が駐車場になっています。中にはレストランやショップもあります。
1868年開園と歴史もある動物園ですが、定期的な改修工事で古さは感じません。
訪問時も、北東にあるホッキョクグマの展示が改修工事中でした。
2015年にはニホンザルの展示(Regenstein Macaque Forest)も改修され、温泉つきの放飼場で暮らす群れを見ることができます。ニホンザルの名前は、展示場上部にあるモニターに漢字で表示され、おしゃれでした。
この日のイベントは、「ウシの餌やり」「爬虫類とのふれあい」「大型類人猿のトレーニング」「鳥のフリーフライト」です。
■Regenstein Center for African Apes
「アフリカ大型類人猿センター」には、ゴリラとチンパンジーが群れで飼育されています。
この日のトレーニングは、人工蟻塚でのジュース飲みでした。
木の枝をもらったチンパンジーたちが、アリ塚の穴に枝を差し込み、ジュースを飲んでいました。
アリ塚に集まるチンパンジーと、それを見に集まる人々。すごい数のヒト科がこの建物に集まっていました。
■Kovler Lion House
動物園の正門すぐにあるライオン館は、1912年に建築された古い歴史的な建物でした。
屋内はさすがに時代を感じましたが、屋外放飼場などはその古さを感じさせない施設でした。岩の上でライオンが出迎えてくれました。
■Pritzker Family Children’s Zoo
長男が一番気に入ったのは、この「こども動物園」でした。
動物園正門右手にあり、オオカミやクマ、カワウソ、ビーバーなど、アメリカの動物が集まっています。
建物内には、登って遊べる室内遊具があり、ネットに囲まれた通路を端から端まで移動できます。
長男は同じ年頃の兄弟(たぶん、地元の子)と仲良くなって、3周ほどまわっていました。
■Farm in the Zoo
動物園南西の端にある「農場」でも、楽しんでいました。
ヤギを撫でたり、ウシの搾乳を見たり、ヒヨコの孵化を見たり、トラクターに乗ったり・・・。
この写真左奥のお姉さんは、ニワトリを膝に抱え座っています。近くに行き、ニワトリの背中をそっと撫でることができます。
左で子どもたちが遊んでいるのは、「78MPH トルネード」という機械です。コインを入れて小部屋に入ると、強風が吹きつけられます。
その手前の赤い機械は、「スーベニア・ペニー」。1セント硬貨を押しつぶし、刻印する機械です。どちらの機械も、今回訪問した動物園や博物館でよく見ました。
リンカーンパークは、動物園以外にも無料の温室植物園があったり、フリーマーケットが開催されたりと、素敵な公園です。
子どもは芝生で思いっきり走り回れるし、摩天楼の景色も素敵なので、観光にもお勧めです。
こどもにおすすめ度 ★★★★ でした!