子連れ旅行 海外「旅育」 海外「旅育」のすすめ

こともと一緒に海外旅行!「旅育」は何歳がおすすめ?

投稿日:2018年12月16日 更新日:

海外「旅育」は、何歳からが効果的なのでしょうか?

こどもが海外旅行でさまざまなことを体験するのに、効果的な年齢があるはずです。

そこで、自身の経験や友人たちの経験談などから、海外「旅育」に最も効果的なこどもの年齢について考えてみました。

 

 

0~3歳の海外はお荷物状態でこどもの記憶にも残らない!

仕事柄、赤ちゃんでも海外旅行に連れて行く友人がたくさんいます。

「頭の形で横向いちゃうから、パスポートの写真を撮るのが大変だった!」とか、「離陸時などの気圧が変わるときは、こっそり授乳する」などの経験談やコツを聞いたりします。

こうした話を日常的に聞いていると、赤ちゃんを旅行に連れて行くことのハードルはかなり下がります。

 

親もこどもも、”慣れ”で旅はかなり楽になるようです。

初めての赤ちゃん連れ海外では、親のドキドキが子に伝わって失敗しても、2回目には万全の対策をし、数回こなすうちにすっかり慣れるようです。

赤ちゃん自身も、旅慣れして飛行機ではゆっくり寝てくれたりします。

 

ある友人は、「生後4か月が一番楽でおすすめ!」と言っていました。

生後3か月までは、首も座らずふにゃふにゃなので、抱っこも両手を使うし、睡眠や授乳の間隔も短く手間がかかります。

一方、生後5ヶ月を過ぎてくると、はいはいやお座りを求めたり、物に手を伸ばしたり、癇癪を起したりして行動が活発になります。

確かに生後4ヶ月が、バジネットに寝かせておけ、抱っこは片手縦抱きができて、一番楽かもしれません。

 

そんなこんなで、赤ちゃんと海外旅行することはまったく問題ないと個人的には思います。

ただ、こどもの「旅育」という観点から考えた場合は、その効果は疑問です。

赤ちゃん自身が、そこまで世界を広げていないからです。

この年頃は、近くのスーパーに一緒に歩いて買い物に出かけるだけで、「発見」をたくさんしてくれます。

親との楽しい関わりの時間が増えるという点では良いかもしれませんが、成長を促す「旅育」としては、効果的とは言えません。

 

 

 

4歳になると記憶も定着し長時間の移動も可能!

3歳ぐらいになればだいぶしっかりしますが、できれば「いつ」「誰と」「どこへ行った」かがわかるようになる4歳以降がお勧めだと思います。

というのも、3歳から4歳の頃に脳の構造は大きく変わってしまって、3歳以前の記憶は消えてしまいます(幼児健忘症)。

せっかく旅をして楽しい思い出ができたのに、何も覚えていないというのは残念ですからね。

 

日々の成長の中で、「昨日」や「明日」といった概念がわかるようになって、仲良しの友達とのコミュニケーションを楽しむようになり、「海外旅行に行く」ということが理解できるようになってから体験する海外は、非日常の連続で刺激的になると思います。

親も「こどもとともに旅をする」という楽しみを味わえる年齢です。

 

飛行機の中で、映画を見たり、ゲームをしたりして時間を費やせるようになり、長時間のフライトも可能になります。

飛行機におとなしく搭乗することも、とても重要な「旅育」だと思います。

 

そうして海外に出て、でたくさんのことを見て学び、チャレンジするのは、とても良い体験になると思います。

 

 

8歳超えると旅スタイルも変えて効果的な「旅育」を!

小学生になると自分の世界も出来てきて、親の出張に付き添うより、友達と遊ぶことを選ぶようになってきます。

赤ちゃんの頃から出張についてきたこどもたちを、見なくなるのもこの頃。

自分の好みや意見がはっきりしてきて、自分で動けるようになるので、たとえ出張についてきていても、父親や母親とは別に行動する、ということもあります。

 

この頃になると「手をつないで歩く」ということを嫌がるようになるため、「遊び終わったらここに来てね」「迷子になったらここに集合」というルールを、あらかじめ決めておく必要が出てきます。

現地の言葉で、「自分の名前」や「泊まっているホテル名」を自分で説明することも学ばなければなりません。

つまり、小学校低学年で、「旅育」の旅のスタイルを変える必要が出てきます。

 

ただ、こどもが学ぶ「旅育」としては、とても学習効果の高い時期だと思います。

成長期に家族旅行経験の多い子どもは、成人後、自分の性格や志向においての満足度が高い

との報告もあるそうです(森下 2011)。

特に海外旅行ならではの「未知の体験は、先入観を取り除き、自分で考える力をつけさせる」そうです。

 

2000年代には、「若者の内向き志向」が問題になり、文部科学省が対策を検討したこともありました。英語教育を強化したり、留学体験を進めたりしています。

まだまだ、様々なことに興味を持つ小学校低学年までに、こどもとともに海外「旅育」を楽しむことで、国際的な視点が持てるこどもに成長してくれると思います。

 

「旅育」に効果的な年齢は「4歳以上」だと思います。

親子での旅育を楽しむのなら、小学校低学年までには海外「旅育」を経験したい!という感じでしょうか?

 

 

 

 

 

目次にもどる

アドセンス




アドセンス




-子連れ旅行, 海外「旅育」, 海外「旅育」のすすめ


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

パスポートのサイン申請

【旅育】こどものパスポートのとり方

こどもと海外旅行に行くためには、パスポートを取る必要がありますが、子どものパスポート、意外にめんどうなんですよね。 そこで、こどものパスポートの取り方について、実体験や友人たちの情報をもとにまとめまし …

コピティアムで朝食を!シンガポールの食費を安くあげる

シンガポールでは、「外食」が当たり前。昼食や夕食はもちろん、朝食まで「100%外食」の家もあるそうです。 市内のあちこちに、「コピティアム」や「ホーカー(ズ)」と呼ばれる場所(日本でいうフードコート) …

パークホッパープラス(ParkHopper Plus)でシンガポールの動物園4施設が半額に?!

今回、シンガポールの動物園を訪問するのに、パークホッパー・プラスを使いました。 ネットで購入し、印刷したものを、動物園で見せるだけ。 ナイトサファリやシンガポール動物園などの料金が半額になり、トラム乗 …

不思議な形の魚のタッチング水槽

こどもがよろこぶ琵琶湖博物館!必見の場所はここ!

「大人もこどもも楽しめる」と評判の高い、琵琶湖博物館(通称、びわ博)。 実際に訪問すると、水族館のような水族展示室が楽しい!そして、他にもこどもたちが大喜びの展示がありました。子連れ訪問では、必見の場 …

赤穂オートキャンプ場直火禁止

ふかふかの芝生で安心・安全!こどもと一緒に赤穂海浜公園オートキャンプ場へ

子どもの成長には、自然体験はとても重要! ということで、梅雨の合間をぬって、人気でなかなか予約の取れない、赤穂海浜公園オートキャンプ場に行ってきました! とても手入れされた、設備の整ったキャンプ場でし …

プロフィール

フルタイム勤務を20数年するも、仕事と育児の両立は大変で、退職。そして起業しちゃった!

わが家独自の教育方針(旅育、外遊び最強、塾に行かせない等)で育てた2人のこども(2010、2013)は、すくすく育ってくれています。

人生は学び!学びは楽しい!。

プロフィール

アーカイブ