今日、地震があった。
震源は鳥取だったらしい。
ここは震度3だったそうだけど、結構、揺れた。
そして、東日本地震の記憶がフラッシュバックした。
当時は、生後数ヶ月の長男を育児中だった。
4月から職場復帰しないと、こどもが保育園に入れない。
保育園に入れないと、おそらくその後ずっと職場復帰はできない。
そんな状況だったので、4月からの職場復帰を決め、準備をしていた頃だった。
乳児を連れたままの準備は難しいので、近所の家庭にファミリーサポートを依頼した。
13時まで預かってもらう予定だったけど、「まだ、ぐっすりお昼寝中なのでゆっくりして来てください〜」とのメールをもらい、14時までに延長してもらった。
そして、時間に迎えに行き、ファミリーサポートのお家で、ゆっくりしている時に地震があった。
遠くからの地鳴りと長い揺れに、「遠くで大変なことが起こった!」と思った。
すぐにテレビをつけ、ニュースを見た。
津波を警戒しろと、港の様子が映っていた。
ファミリーサポートの家庭の大学生のお姉ちゃんが、「特に、波こないじゃん。」って言うので、「津波って、ザバーンって感じじゃないんだよ。
水面がすごくあがるの。それが岸を超えると大変なことになるんだよ」なんて、会話をしていた。
そして数10分後に、予想以上の現実が、テレビに映し出された。
現地からのヘリコプターの映像は生放送で、普通は映さない映像が、すべて映し出された。
声は届かないとわかりながらも、テレビに向かって「逃げて!逃げて!」と叫んだ。
ファミリーサポートの時間はとっくに過ぎてたけど、夫の帰宅時間が近づき、夕食準備のギリギリ前までサポートのご家庭に滞在した。
とても、赤ちゃんと誰もいない家に帰り、テレビを見る勇気はなかった。
あの体験はその後、ちょっとトラウマになったけど、今、思うと、こどもと私だけたったら、もっともっと辛い思い出になったと思う。
ほんと、ファミリーサポートの家族と一緒で良かった。
たくさん、支えられてきたし、今後、私も支えることができればと思う。