ミルウォーキーは、シカゴからアムトラックで北に1時間半のウィスコンシン州にある町です。
ミルウォーキー動物園(Milwaukee County Zoo)は、駅から西へバスで40分ほど行ったところにあります。
1892年に開園した歴史ある群立動物園です。
ここには、飼育施設の少ないボノボの全米一大きな群れを見ることができます(20個体以上!)。ちょっと前には、iPadを使うオランウータンもニュースになりました。
入園料は、大人14.24$、小人11.25$です。
■Stearns Family Apes of Africa
正門の大きな建物を抜けると、ウェルカムセンターがあります。ペンギンを横目にその建物に入ると、「ボノボ」、「ニシローランドゴリラ」、「オランウータン」、「シャーマン」と、次々に霊長類に会えます。
ボノボはこの日、ローラ(49歳)とクラウディーン(14歳)の誕生日会でした。ガラスに風船が貼られ、楽しそうな雰囲気になっていました。
ゴリラは休憩タイムでしたが、子どもが大人にちょっかいを出して遊びまわっていました(写真上)。
この動物園は、歴史的にも類人猿の繁殖で有名です。ボノボもゴリラも、多様な年齢層の中、子どもが遊びまわり見ていて飽きません!
■BUGS!
この夏、期間限定で開催しているのが「バグズ!」です。2.50$を支払い、入ります。
クロアリやナナホシテントウ、サソリ、タランチュラ、ハナカマキリなど、男の子が好きそうな昆虫が、たくさんいました。すべて巨大で、動きます!
解説版はアメリカンコミック風で、効果音の吹き出しで、その動物のすごい生態が記されています。写真は、マルハナバチ(Bumble bee)。予習の「トランスフォーマー」が、こんな時にも役立ちました!(?)
■Elk & Caribou, Grizzly & Black Bear
動物園の南西エリアは、展示の1つ1つがとても広くてびっくりしました!
カリブーとエルクとアカジカ、グリズリーとアメリカクロクマなど、動物たちを比較できる解説版もありましたが、それぞれの空間が広すぎで、実物はよく見えません。
その南にある湖も大きくて、ムースやドールシープの展示がありました。ミニ蒸気機関車が外周を走ります。動物園面積、81haという広さを実感します。
■Oceans of Fun Seal & Sea Lion Show
1日4回、アシカのショーがおこなわれています。別料金2.50$を支払います。
アシカやアザラシが、音楽に合わせて手を叩き、体をひねって踊ることもありましたが、形態や生態についての説明時間も長いです。ショーでのメッセージが、日本と違うということを実感します。
■Northwestern Mutual Family Farm
農場のエリアには、たくさんのウシがいました。ウィスコンシン州は、酪農が有名なのだそうです。
ウシの種類を説明した看板や、反芻時の食べ物の流れを光で表示した模型、搾乳の様子を見学できる雛段状のベンチなど、結構、お金をかけていました。しっかり読めば、立派な酪農家になれそうです。
■Play Ground
農場の近くには、バードショーをする会場(Kohl’s Wild Theater)や、ネコなどがいる建物(Live Animal Talks)があります。それに図書館や遊具もあるので、子どもたちが集まっていました。
どこかで体を思いっきり動かしたい長男は、さっそく公園で遊び始めます!皆で協力して、遊具を回し続ける長男・・・。そして、陽は傾いていくのでした。
ミルウォーキー動物園は、特に何かがとても目立つ施設ではありませんでした。しかし、アメリカのベストズーに選ばれるだけあって、全体的な技術の高さを感じることができました。
繁殖がうまくいっている動物も多いし、トレーニングもされていることがわかりました。そして、土産物屋には、ミルウォーキー動物園の本が充実していました!奥深い動物園でした。
■おまけ Milwaukee Public Market
閉園近くまで動物園で過ごした後、バスで市街地に戻り、「パブリックマーケット」に行きました。
チーズやハム、海産物などなど、いろんなものが所狭しと並んでします。シカゴは物価が高いですが、それに比べるとかなり安くてお買い得!たくさんお土産を買いました。
ミルウォーキー駅を19時半に発車するアムトラックに乗り、シカゴに帰りました。日帰り訪問でしたが、とても満喫しました。街並みも素敵だったので、今度は、1泊したいです。
こどもにおすすめ度 ★★★★★ でした!