今回の旅行では、シカゴ交通局(CTA)の「7日間パス(7-Day CTA pass)」を利用しました。
このパスを利用すれば、空港と市内を結ぶ電車、そして市内のバスや高架鉄道が乗り放題です!
ブルーラインで空港から市内に行く
CTAパスは、オヘア国際空港から市内へ行く鉄道「ブルーライン」でさっそく利用できます。
空港から市内に行くのに、タクシーだと40$以上(それにチップも必要!)、シャトルバスでも30$以上かかるそうです。
だから、ブルーラインが絶対お得!それも、CTAパスが便利です。
しかし、それを利用するためには、シカゴに到着早々、「CTAパス購入!」という大イベントに直面することになります。
チャレンジ場所は、オヘア空港駅の改札前にある券売機!
人が少ないタイミングを狙って、券売機の前に行きます。
まず「Ventra Card(ベントゥラカード)」購入(5$)を選び、それに7日間パス(28$)をチャージするかんじ。
日本のSuicaとかと同じ・・・のはずなんだけど、自販機に英語で選択を迫られると、わからなくなる私。不安げに長男も見守ります。
1回目はわからなくなって、キャンセルを選びました。チャレンジ2回目で何とかパスを購入!クレジットカードで支払いです。
カードを「ピ」して改札をくぐります。長男は7歳以下で無料だそうで、駅員さんがいる改札から入りました。
始発駅なのでホームには、すでに電車がとまっていました。市内までは45分。
タクシーやシャトルバスは、1時間以上かかることもあるそうで(交通渋滞のひどい場所がある)、時間的にもブルーラインがお得でした。
なお、現金でチケットを買う場合は、5$とか。
市内移動はめちゃ便利だけど、Expressには要注意!
シカゴ市内はたくさんのCTAパスが走っているので、少しの距離でもバスに乗っていました。
シカゴ市内を走るバスは、「前乗り」「先払い」です。
現金だと、2.25$。
ガチャガチャと入れるだけでおつりが出ないから、バスを待つ間の準備が大変。
挙句、運転手に見つめられて、悪いことしていないのにドキドキしちゃうんだよね。
でも、CTAパスなら「ピ」とかざすだけ。
「GO」と表示され、すっと奥に乗り込めます。例え乗車を間違えても、次のバス停で降りれば良いので、気軽です。
でも、「Express」だけは要注意!市内のバス停すっ飛ばして郊外に連れていかれます(笑)。
一回、乗ろうとしたら、「市内止まらないよ。ほんとに良いの?」と運転手さんに確認されました。
CTAバスは、綺麗だし、便利だし、親切でした!
すべてノンステップバスなのに、長男のために「ピピピピ・・・」と乗車口を低くしてくれることも。
びっくりしたのは、脚の悪いおばあちゃんに、乗車口を低くした上、自動でスロープを出していたこと!
そこにスロープが隠されていたのか!と感動。お兄さんが、バスの前部に自転車置いていたこともありました。
このバス、日本にも欲しいです。
なお、よく使った便利な路線は以下でした。
#124 ユニオン駅(市街南西)とネイビーピア(市街北東)を結ぶ路線
#146 ミシガンAvを南下しミュージアムキャンパス(博物館などが集まる)でUターン
#151 ユニオン駅(市街南西)とリンカーンパーク(市街北はずれ)を結ぶ路線
エル(高架鉄道)にも乗れる!Pace付は必要なし
市内で「この風景、映画で見たことある~!」と思うのは、「L(エル)」と呼ばれる高架鉄道です。
高架の上を「ブラウンライン」や「ピンクライン」の鉄道が走っています。これが、ガダンガダンと騒々しい上に、直角カーブを曲がるからギギギ~とうるさいです。
長男は、あまりの煩さに近くに寄るのを避けてました・・・。
でも、木製の駅舎があったり、ちょっと高い位置からの眺めは素敵だったりで、なかなか素敵ですよ。
もちろん市内では、地下を走る「レッドライン」や「ブルーライン」なども乗れます。
これは、市内の渋滞を抜けて一気に動きたい時に便利でした。
パスなら地下鉄も高架鉄道にも乗り放題なので、時間があれば観光がてら乗車することをお勧めします。
私たちがシカゴに滞在したのは2週間。
7日パスが切れてた時には、駅に寄って券売機でもう7日分チャージしました。
■Pace Bus
Ventra Cardを購入時に「Pace付」という選択肢があり、「Paceって何?」って思ったのですが、郊外を走るバスのことでした。
ブルックフィールド動物園に行く時に、発見しました。
Paceは路線も様々で、便数も少ないので、普通の観光では「Pace付」にする必要はないと思います。
CTAパス満喫しました。
バスでも電車でも「ピ」で乗れるパスは便利でした。特に子どもがいると、何かと移動に余裕がなくなりますね。
シカゴは交通網が発達しているし、バスも電車も子どもにやさしかった!常に肩身を小さくし、謝りながら乗らなくてはいけない日本の(都会の?)状況とは大違いでした。
空港からオヘア駅に行くのにヒルトンホテルが邪魔で苦労した(笑)のと、バス停の形が様々で、バス停だとわかりずらい場所もあるので、マイナス1★。
でも、市内散策はやっぱり乗り放題だよね。滞在日数と移動回数を考えて購入を~。
こどもにおすすめ度 ★★★★ でした!